COLUMN基礎知識
髭の永久脱毛は可能?医療脱毛の仕組み・回数・費用と失敗しないクリニックの選び方
「毎朝の髭剃りから解放されたい」「青髭を目立たなくしたい」と考え、髭の永久脱毛を検討する男性が増えています。しかし、「永久脱毛」という言葉の正確な意味や、施術後にどの程度の効果が見込めるのか、疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、髭の永久脱毛に関する正しい定義から、医療レーザー脱毛の仕組み、施術に必要な回数・期間・費用の目安、痛みやリスクへの対策、そして後悔しないクリニック選びのポイントまでを詳しく解説します。髭脱毛を検討中の方が、自分に合った選択をするための参考にしてください。
髭の「永久脱毛」とは?正しい定義と医療脱毛の関係
永久脱毛の定義|「一生毛が生えない」わけではない
「永久脱毛」と聞くと、施術後は一切毛が生えてこないと思われがちですが、実際には定義が異なります。米国電気脱毛協会(AEA)では、永久脱毛を「最終脱毛から1カ月後の毛の再生率が20%以下である状態」と定義しています。また、米国FDA(食品医薬品局)も永久脱毛を「複数回の施術後に長期間にわたって安定的に毛が減少した状態」と位置づけています。
つまり、永久脱毛とは「長期的に毛の再生を大幅に抑制する脱毛」を意味し、完全に毛がゼロになることを保証するものではありません。ただし、医療レーザー脱毛では発毛組織そのものにダメージを与えるため、施術回数を重ねることで、自己処理の頻度が大幅に減少したと感じる方もいます。
※効果には個人差があります。
髭の永久脱毛ができるのは医療機関のみ
日本において、永久脱毛の効果が期待できる施術を行えるのは、医療機関(クリニック)のみです。厚生労働省は2001年の通知において、「強いエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭や毛母細胞等を破壊する行為」は医師免許を有する者が行うべき医療行為であるとしています。
エステサロンで行われる「光脱毛」や「美容ライト脱毛」は、発毛組織を破壊するほどの出力が認められておらず、一時的な減毛・抑毛にとどまります。髭の永久脱毛を目指すのであれば、医療機関での施術を選ぶことが重要です。
関連コラム:医療レーザー脱毛の仕組みと毛が抜けるメカニズム
髭の永久脱毛に用いる医療レーザーの種類と特徴

熱破壊式レーザーと蓄熱式レーザーの違い
医療脱毛で使用されるレーザーは、大きく「熱破壊式(HR式)」と「蓄熱式(SHR式)」の2種類に分けられます。
熱破壊式レーザーは、高出力のレーザーを単発照射して毛根の発毛組織(毛乳頭・毛母細胞)を直接破壊する方式です。髭のような太く濃い毛に対して効果が期待でき、施術後に毛が抜け落ちる実感を得やすいのが特徴です。代表的な機器としては、アレキサンドライトレーザー(波長755nm)やヤグレーザー(波長1064nm)を搭載したものがあります。
蓄熱式レーザーは、低出力のレーザーを連続照射し、皮膚下にじわじわと熱を蓄えて発毛の司令塔である「バルジ領域」にダメージを与えます。痛みが比較的少なく、日焼け肌や産毛にも対応しやすい点がメリットです。さらに、3波長を同時に照射できる機器を用いれば、広範囲を効率よく施術することが可能です。
髭の永久脱毛に適したレーザー機器の選び方
髭は体毛の中でも特に太く、毛根が深い部位です。そのため、波長が長く深部まで到達できるレーザーが適しているとされています。クリニック選びの際は、熱破壊式と蓄熱式の両方に対応した脱毛機を導入しているかどうかを確認しましょう。
また、施術者のスキルも重要です。脱毛機の出力やモードの調整は、患者の肌質・毛質を見極めたうえで行う必要があり、十分な研修を受けた看護師が担当するクリニックでは、肌への負担を抑えながら適切な出力で施術を行うことが期待できます。
髭の永久脱毛に必要な回数と期間の目安

施術回数ごとの効果の変化|5回・8回・12回の目安
髭の医療脱毛に必要な回数は、毛量・毛質・肌質などの個人差がありますが、一般的な目安は以下のとおりです。
5回程度の施術では、髭全体の毛量が減少し、自己処理の頻度が軽減される傾向があります。朝の髭剃りの時間が短くなったと感じる方が増える段階です。8~10回程度になると、減毛の実感が得られやすくなり、部分的にほとんど毛が生えない箇所が出てくることもあります。12回以上施術を行うと、日常的な自己処理の頻度が大きく減る方もいます。
ただし、これらはあくまで一般的な目安であり、効果の出方には個人差があります。髭は他の部位と比べて毛の密度が高く太いため、腕や脚などの脱毛よりも回数が多く必要になるケースが一般的です。カウンセリングの段階で、ご自身の毛質に合った回数プランを医師に相談することをおすすめします。
※施術効果には個人差があります。上記は目安であり、効果を保証するものではありません。
関連コラム:ヒゲ脱毛は何回で効果を実感?施術回数ごとの効果・変化と医療脱毛の解説
毛周期と施術間隔の関係|効率よく脱毛するために
医療レーザー脱毛は、毛の成長サイクル(毛周期)のうち「成長期」にある毛に対して最も効果を発揮します。毛周期には「成長期」「退行期」「休止期」の3つのフェーズがあり、全体の毛のうち成長期にある割合は約20~30%とされています。
そのため、1回の施術で処理できるのは全体の一部に限られ、複数回に分けて施術を行う必要があります。髭の施術間隔は一般的に6~8週間おきが推奨されており、5回コースの場合は約6カ月~10カ月、12回コースの場合は約1年半~2年が治療期間の目安です。
関連コラム:部位別の毛周期とメンズ脱毛の施術間隔
髭の永久脱毛にかかる費用相場と総額の考え方

医療脱毛クリニックの料金を比較する際のポイント
髭の医療脱毛にかかる費用は、施術部位の範囲(3部位か6部位か)、回数、使用する脱毛機によって異なります。髭3部位(鼻下・アゴ・アゴ下)5回コースの場合、クリニックによって3万~10万円程度と幅があります。
料金を比較する際に注意したいのが、表示価格に含まれるサービスの範囲です。クリニックによっては、施術料金とは別に初診料・再診料、麻酔代、剃毛料、キャンセル料などが発生する場合があります。こうした追加費用を含めた「総額」で比較しなければ、想定よりも費用が高額になるケースがあるため注意が必要です。
総額で損しないための確認事項
クリニック選びにおいて、以下の項目を事前に確認しましょう。初診料・再診料の有無、麻酔代が施術費用に含まれるかどうか、剃り残しがあった場合の剃毛料の有無、予約変更やキャンセル時のペナルティ料金、肌トラブルが発生した場合の診察料や薬代の負担です。
これらがすべて施術料金に含まれているクリニックを選ぶことで、契約後に「想定外の出費」が発生するリスクを抑えることができます。長期のコースを契約する場合は、前払い金の保証制度があるかどうかも安心材料のひとつです。
関連コラム:医療ヒゲ脱毛にかかる値段は?費用を安く抑えるポイントやプランの選び方を解説
髭の永久脱毛は痛い?痛みの程度とリスク・副作用への対策

髭脱毛の痛みの程度と部位による違い
髭の医療脱毛は、他の部位と比較して痛みを感じやすい傾向にあります。特に鼻下やアゴは皮膚が薄く神経が密集しているため、痛みが強いと感じる方もいます。痛みの感じ方には個人差がありますが、「輪ゴムで弾かれたような感覚」と表現されることが多いです。
近年の医療用レーザー脱毛機には冷却機能が搭載されているものが多く、照射と同時に肌を冷やすことで痛みの軽減を図る工夫がなされています。また、蓄熱式レーザーを選択することで、熱破壊式と比べて痛みを抑えた施術を受けられる場合もあります。
関連コラム:ヒゲ脱毛の痛みはどれくらい?部位別の痛みや痛みを抑える対策を解説
麻酔の活用で痛みを軽減する方法
痛みが不安な方には、麻酔クリームの使用が有効です。施術前に照射部位へ塗布することで、皮膚表面の感覚を鈍くし、痛みの軽減が期待できます。クリニックによっては麻酔が有料(1回あたり2,000~4,000円程度)のところもあるため、麻酔代が施術費用に含まれているかどうかは事前に確認しておきましょう。
関連コラム:医療脱毛の麻酔とは?痛みを軽減する種類と効果
髭の永久脱毛で起こりうるリスクと副作用
医療レーザー脱毛は医療行為であるため、以下のようなリスク・副作用が起こる可能性があります。
施術直後の赤み・腫れ(ほてり)、毛嚢炎(毛穴の炎症)、やけど、硬毛化・増毛化(まれに照射部位の毛が太くなる現象)、色素沈着などが代表的です。これらの症状の多くは一時的なものですが、まれに長引く場合もあります。
こうしたリスクに対しては、施術者の技術力や経験が大きく影響します。十分な研修を積んだ看護師が施術を担当し、万が一のトラブル時にも医師が常駐して速やかに診察・処置を行える体制が整っているクリニックを選ぶことが重要です。
髭の永久脱毛で後悔しないために知っておくべきこと

永久脱毛前に確認すべき注意点
髭の永久脱毛を決断する前に、いくつかのポイントを理解しておくことが大切です。
まず、永久脱毛は「元に戻しにくい施術」であるということです。将来的に髭を生やしたくなった場合でも、脱毛した部分の毛は再生しにくくなります。デザイン髭を楽しみたい方は、残す部分と脱毛する部分を事前にしっかりと相談しておきましょう。
また、施術期間中は日焼けを避ける必要があります。日焼けした肌はレーザーによるやけどのリスクが高まるため、紫外線対策を徹底してください。毛抜きやワックスでの自己処理もレーザーの効果を低下させるため、施術期間中は電気シェーバーを使用することが推奨されます。
髭の永久脱毛のメリットとデメリットを理解する
主なメリット
毎日の髭剃りの手間が軽減されることで、朝の身支度にかかる時間の短縮につながります。カミソリ負けや肌荒れのリスク軽減が期待でき、清潔感のある印象を維持しやすくなります。さらに、長期的に見るとカミソリや電気シェーバーの購入費用、シェービング関連用品の費用を節約できるという経済的メリットも考えられます。
主なデメリット
施術には複数回の通院が必要であり、完了までに半年~2年程度の期間を要します。施術時に痛みを感じることがあり、部位によっては麻酔の使用が必要な場合もあります。また、前述のとおり、一度脱毛を完了すると元に戻すことが困難です。施術にはリスク・副作用(赤み、毛嚢炎、やけど等)が伴う可能性がある点も理解しておきましょう。
関連コラム:ヒゲ脱毛は後悔する?デメリットや事前に知っておくべきポイントを解説
関連コラム:ヒゲを医療脱毛するメリットは?注意点や効果を実感できるタイミングを解説
髭の永久脱毛で失敗しないクリニック選びのポイント
脱毛機の種類と施術者のスキル
クリニックによって導入している脱毛機は異なります。熱破壊式と蓄熱式の両方に対応した機器を導入しているクリニックであれば、肌質や毛質に応じて最適な施術方法を選択できるため、効果と安全性の面で安心です。複数波長に対応した脱毛機は、髭の太さや毛根の深さに合わせた細かな出力調整が可能です。
さらに、施術を担当する看護師がどの程度の研修を受けているかも重要なポイントです。脱毛機の性能を十分に活かすには、肌質・毛質を見極めたうえでパワーやモードを個別に調整する技術が求められます。研修制度が充実したクリニックを選ぶことで、より安全性の高い施術が期待できます。
追加費用の有無と料金の透明性
施術料金だけでなく「総額」で比較することが重要です。初診料・再診料・麻酔代・剃毛料・キャンセル料・肌トラブル時の処方薬代などがすべて含まれた、追加費用のかからない料金体系を採用しているクリニックは、予算管理がしやすく安心して通院を続けられます。
通いやすさ・プライバシーへの配慮・保証制度
髭の永久脱毛は複数回の通院が必要なため、クリニックの立地や営業時間も大切な選択基準です。駅からのアクセスが良好で、平日の夜遅くまで営業しているクリニックであれば、仕事帰りにも無理なく通えます。
また、完全個室でプライバシーに配慮された空間であるか、万が一のトラブル時に医師が迅速に対応してくれる体制があるか、前払い金の保証制度があるかといった点も、安心して通い続けるための重要な判断材料です。
まとめ|髭の永久脱毛は正しい知識と信頼できるクリニック選びが鍵

髭の永久脱毛は、医療機関で行う医療レーザー脱毛によって、長期的な減毛効果が期待できる施術です。ただし、「永久脱毛=一生毛がゼロになる」というわけではなく、正しい定義を理解したうえで、自分に合った施術計画を立てることが大切です。
クリニック選びにおいては、使用する脱毛機の種類、施術者のスキル、料金の透明性、通いやすさ、サポート体制などを総合的に比較検討しましょう。事前のカウンセリングで不安や疑問を解消し、リスク・副作用についても十分に説明を受けたうえで施術に臨むことが、後悔のない髭の永久脱毛への第一歩です。
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監修者
- 2015年
- 琉球大学医学部医学科 卒業
- 2015年
- 琉球大学病院 入職
- 2017年
- 大阪大学医学部附属病院 入職
- 2021年
- 大阪大学大学院 医学系研究科 博士課程 修了
- 2021年
- レジーナクリニック 入職
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施術までの流れ
Flow
よくある質問
Faq
肌が敏感なのですが対応できますか?
医師が診察し、対応を判断いたします。カウンセリングや診察時に、スキンケアのお話もさせていただきますので、そちらをお守りいただければ、照射は可能な場合がほとんどです。
1回の所要時間はどれくらいかかりますか?
レーザー照射1回にかかる所用時間は以下です。
ヒゲ…約30~60分
全身(VIO・ヒゲ除く)…約120分
ご契約内容によって変動がございます。
カウンセリング当日に施術は受けられますか?
カウンセリング当日のご予約状況・患者様のお肌状態・剃毛状態により当日の施術のご案内に関しては当日担当のカウンセラーとご相談させていただいておりますので、ご希望がある場合は当日のカウンセラーにご相談ください。
契約前にテスト照射はできますか?
はい、可能です。
ご希望の方は、無料カウンセリング時に医療レーザーのテスト照射を受けていただけます。カウンセリングの予約時にテスト照射をお申込みください。テスト照射する部位は腕(ひじから下)、足(ひざから下)のいずれかです。なお、使用する医療レーザー脱毛器は、医師が選定するため、患者さまがお選びいただくことはできません。
料金の分割払いは可能ですか?
はい、医療ローンとクレジットカードによる分割払いが可能です。
クレジットカードは、VISAとMasterCardでの分割払いに対応しています。
なお、クレジットカード会社によっては、患者様ご自身でお手続きいただければ、後から支払い回数の変更が可能な場合もございますので、事前にクレジットカード会社へご確認ください。また、クレジットカード会社により2分割でもお手数料が発生することもございますので、分割において生じる手数料についてもクレジットカード会社にお問い合わせください。
医療ローンをご利用の場合、信販会社はクリニックごとに異なるため、詳しくは各クリニックにお問い合わせください。金利や支払い回数も信販会社によって異なります。